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​Model 1B
​光フォノアンプ

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■DSオーディオ製光電型カートリッジ専用フォノアンプ

Model1BはDVASデビュー作であるModel1をさらに優れた音質にすべく、多くのアドバンスポイントを盛り込んだグレードアップモデルです。

【主な特徴】

・専用トランスと左右独立整流回路、超ローノイズレギュレータによる

 バイアス電圧生成回路

・RIAA偏差±0.3dB以内の高精度CR-NF型イコライザー回路

・完全差動アンプによる出力回路

・左右&各増幅段で独立した4電源トランスとLED基準電源による無

 帰還レギュレータを搭載した強力な増幅段用電源回路

・LED用電源とコントロール回路専用トランスを搭載

・組み合わせるスピーカにより低域特性を切り替えられるBASSスイッチ

 とLED給電停止を含むミューティング回路を搭載

・Argent Phono cableと同じPTFE被膜純銀単線を信号系配線に搭載

・接点素材がテルル銅製RCAプラグと純銅製XLR出力コネクタを搭載

・XLRバランスとRCAアンバランス出力端子を併設。RCAアンバランス使

 用時にも完全差動アンプのネガティブ、ポジティブ負荷のアンバランス

 動作を低減するパッシブ負荷回路を搭載​

 

・アルミ削りだしパーツによる強固な天吊り型シャーシ

・* Pc-Triple C導体によるACケーブル

・外形 幅430mm 奥行き330mm 高さ112mm

・価格 \1,320,000円(税込み)(受注生産)

*Pc-Triple CはFCM株式会社、株式会社放送文化通信社の登録商標です。

・仕様は予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。

■バイアス回路

光フォノアンプはカートリッジ内のフォトダイオードに逆バイアスをかけてアンプ内に信号電流を引き込み、IV変換して信号電圧を得ます。そのためバイアス電源とIV変換の方法が音質に大きな影響を与えます。バイアス電源から混入したノイズは後段では除去できませんし、IV変換段で欠落した信号は二度と取り戻せません。

Model1では左右独立したアンプ基板内に超ローノイズレギュレターを搭載。その回路に供給するDC電圧もバイアス回路専用の電源トランスの独立した巻き線からSiCショットキーバリアダイオードと10,000uFのコンデンサで左右アンプ個別に生成。左右チャンネルの干渉を可能な限り低減しました。また、IV変換にはVISHEYのVAR型ネイキッド金属箔抵抗をもちいて光カートリッジが生成する信号電流を高精度に電圧変換します。

■イコライザー回路

Model1Bのイコライザー回路はModel1同様CR-NF型イコライザーとなっています。高インピーダンス入力、信号と電源のGNDプレーンを個別にパターン化、小型設計という思想もそのまま引き継ぎました。

 

Model1BではModel1以上の少ないRIAA偏差を実現するため、シミュレーションとヒアリングを繰り返し、イコライザー定数のさらなる最適化を実施。その結果、20Hz~20KHzのRIAA偏差±0.3dB以内という高精度を実現しました。

Model1Bのイコライジング部で使用している抵抗は0.1%級の薄膜金属皮膜抵抗としコンデンサには2%級の表面実装型PPSフィルムコンデンサを採用。優れたRIAA偏差と極小の左右偏差で正確なイコライジング処理を実現しています。​​

■出力回路

DVASのロゴにも表現している完全差動アンプによる出力回路を搭載。

完全差動アンプは差動入力と差動出力、そして出力DC電圧を決定するVcomの5つの端子を有することが特徴です。VcomをGND電位とすることで、低DCオフセットで安定した平衡出力を得ることができます。

また、​バランス出力のみを搭載していたModel1と異なり、Model1BではRCAアンバランス出力端子を装備しました。XR-ADP同様のパッシブ負荷を実装し、RCAアンバランス出力時にも完全差動アンプのポジティブ、ネガティブのアンバランス動作を低減。RCA入力のみのプリアンプとの親和性を向上させています。

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■電源回路

Model1譲りのバイアス専用トランス×1、LED給電&制御回路専用トランス×1、増幅段専用トランス×4 合計6個のマルチ電源トランス方式を採用。

 

制御回路を除くすべての整流回路は、巻き線ごとにブリッジ配置したSiCショットキーバリアダイオードと10,000uFの高信頼性コンデンサを配した強力な構成です。

 

LED給電用レギュレータは高精度&超ローノイズの専用レギュレータ  を搭載。光カートリッジにローノイズで安定したLED点灯用電力を供給します。また、この回路はミューティング動作時にはスタンバイモードとなります。

増幅段用レギュレータは定電流素子とLEDによる基準電圧源に出力トランジスで構成される左右、正負、各増幅段ごとに独立した8系統の帰還形レギュレータを搭載。また、アンプ基板には従来の電流バッファに代わり無帰還形ローカルレギュレータを搭載。メインレギュレータと合わせてデュアル無帰還レギュレータとすることで、これまで以上に安定した低域再生を実現しました。

■天吊り型高剛性シャーシ

CNCルータで削り出し加工された、7ピースのパーツを強固に組んだ 高剛性シャーシを採用。

トランスと全電源回路を厚さ10mmの天板に固定し、左右のアルミブロックを介してインシュレータで支える天吊り構造を音質上の理由から採用しました。また、アンプ基板は厚さ13mmのリアパネルに固定し、入出力端子との接続を短い距離で実現しました。

全体を支えるインシュレータは設置面との接触面をR加工したステンレス削り出しのもので、接触面積を抑えた機器の設置が可能です。

また、リアパネルを支えるインシュレータは飛び出し寸法の小さな小口径タイプに変更。取り扱い性に配慮した設計としました。

■高導電性入出力端子、PTEF被膜純銀単線機内配線

一層の高音質化のため、アンプの入出力配線材、入出力端子の材質を見直しました。信号系の機内配線にはArgent Phono Cable で開発したPTFE被膜純銀単線を搭載。また、RCA端子導体はテルル銅、XLR端子導体は純銅を採用した新型コネクタを搭載し、一般的なリン青銅、真鍮などの端子導体よりも圧倒的に優れた導電率を獲得。

全金属中でもっとも導電率の高い純銀単線と、さらにそれに次ぐ純銅系素材よる高導電性端子とあわせて、一層鮮明で豊かな音質を実現しました。

Pc-Triple C導体ACケーブル

音質に大きな影響のあるACケーブルにはPc-Triple C導体を採用した高品位ケーブルを搭載。優れた解像感と透明感を実現しました。また、シンプルな2芯構造とアースなし金メッキ端子ACプラグ採用により、どのようなコンセントにもアダプタなどを介すことなく接続が可能です。​​

■その他

各回路ブロックのGNDは純銅から削り出し金メッキ処理を施したバスバーにて集中化しました。

フロントパネルで切り替え可能なBASSスイッチは組み合わせるスピーカにより、低域の特性を切替られます。OFF時にはRIAA偏差±0.3dB以内のフラットな特性となり、ONにすることで低域の量感を増すことが可能です。

また、LED給電休止回路と同時動作する出力ミューティングスイッチを装し、カートリッジ交換時に電源を遮断しなくても安全にカートリッジ

の交換が可能です。

回路を実装する各プリント基板は銅箔厚70u、板厚1.6mmのガラスエポキシ製とし、各パーツをしっかりと固定します。

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