昨日、一昨日とOTOTEN2023で商品の展示をしておりました。たくさんのお客様に実際にDVAS製品の音を聴いていただくことができました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。
FaceBookでお知らせしたとおり、持ち込んだSACDトランスポートMCT450が不慮の事故で使えなくなってしまっため、SONY CDP-X5000をピンチヒッターとして急遽つかいました。写真はセッティング当日のモノで、すでにMCT450はディスク再生ができない状態です(涙)
今回は既発売のModel1に加え新作となるヘッドホンアンプModel2を参考出品として展示しました。
このアンプのおかげで来場いただいたお客様に実際に音を聴いてもらうことができました。
接客していて感じたのは、とにかく光カートリッジが誤解されているということです。ほぼすべての方が光でレコードの溝を読み取る装置と勘違いしています。
ですので、光カートリッジって何?という説明から始める必要があり、少なくとも20人以上の方に光カートリッジの説明をしました。私が作っているわけじゃないんですが(苦笑)中にはその説明をしたあと「わかりました。ありがとうございます」とブースを立ち去るお客様もおり、Model1の話までたどりつかいなこともありました(苦笑)
レコードを長年愛聴しているお客様はもちろんたくさんおり、そういう方々には興味をもってModel1+Model2の音を聴いてもらうことができ、多くの方から素晴らしい!とお褒めの言葉をいただきました。その一方で、そういうレコード再生のベテランはほぼ確実にスピーカでオーディオをやってきた人。ですので、1/3くらいの方は「やっぱりヘッドホンじゃ良くわからない。スピーカで聴きたい」とおっしゃいます。そういう方々のためにも、早くDVASも有名な会社になって、ちゃんとスピーカで展示デモができるようになりたいと思います。
その一方で、若い方を中心にヘッドホンオーディオに熱心に取り組んでいるお客様にも多数お越しいただきました。驚いたことに、そういう方々は光カートリッジのことも良くご存じで、実際にお使いの方もいらっしゃいました。
今回はD8000、HD800S、VENUSという三本のヘッドホンを準備しましたが、ヘッドホンオーディオを実践している方は迷うことなくD8000での試聴を希望されます。聞けば、実際にD8000を所有しており音の違いが良くわかるからとおっしゃいます。印象的だったのは20代の女性二人連れの方に試聴してもらうときに、この方もD8000をすぐに指名。実際お使いであると聞きびっくりしました。で、弊社のシステムで鳴らすLP再生に「D8000からこんな音がするなんて信じられない!」とびっくりしてもらったことが、とても印象的でした。
DVASのブースで聴いた音が素晴らしかったからと、ご友人を引き連れて再来訪いただいたお客さま。じっくり聴きたいからと三回もブースに来ていただいた客様、今回のOTOTENで最高の音でした!と評価いただいたお客様(3名もおりました!)などなど、Model2を持ち込んで本当に良かったと思いました。
ヘッドホンオーディオを本気で実践している方はD8000はもちろん、数本の高級ヘッドホンを所有されている方ばかりで、実は良いヘッドホンアンプを探しているという方がとても多かった。そういう方々はボリュームもDCAも内蔵していないModel2に対してネガティブなことを一切おっしゃらないのです。むしろ、プリで音のバリエーションをつくる楽しみが得られるとほとんどの方がおっしゃる。
Model2はスピーカを愛用しているオーディオマニアにヘッドホンの素晴らしさを知ってもらおうと、思い切った仕様にしました。しかし、実際に興味を示してくれたのはヘッドホンオーディオに本気で取り組んでいる若い世代でした。
うすうす感じていたことですが、ヘッドホン愛好家はヘッドホンをスピーカの代用とは考えていない。純粋にヘッドホンの奏でるサウンドを愛しているのですね。今回、OTOTENに出展し、そういう本気のヘッドホン愛好家の話を聞けたのは、今後のDVASの製品開発の大きなヒントになりました。
そういう熱きヘッドホンオーディオ愛好家に向けて、Model2の開発も加速することを決意いたしました。
正式発表まで、今しばらくお待ちください。
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